002
割主烹従
日本料理は、「割主烹従」といって、切ることが上位であるということが昔からよく言われています。日本料理の究極を言い表しています。
日本料理とは、際立つ、清れつ、際ということをいちばん大切にする。
立ち上がり方、ピシッといくかっていうようなことが
日本料理の一つの真髄ではないかというふうに思っています。
001
調理と料理は全く違います。
理(ことわり)を料る(はかる)から「料理」
調味をするのが「調理」
002
日本料理は、「割主烹従」といって、切ることが上位であるということが昔からよく言われています。日本料理の究極を言い表しています。
003
日本料理には、伝承口伝秘伝という言語があります。
世界、特に欧米に向けて、日本料理の説明をして行く時、彼の国の合理的な考えに合わせて種々物事を伝えることができます。つまり、日本料理は非常に合理的で正しい技術論でもあるし、食材に対する文化や考え方が実はあります。
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利休さんが冷蔵庫というものを見たら、「わあ、ええものあるなぁ、こんなんあるなら、昆布締めやめよう」というでしょう。
利休さんのように、この方が美味しいという発想をいつも持つこと、それが「古今」という料理法なのです。
005
日本料理とは、「際立つ」「清れつ」「際」ということをいちばん大切にします。
立ち上がり方、ピシッといくかということが日本料理の一つの真髄ではないでしょうか。