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日本料理という山に向かって正しく歩いていく道、その正しい道は何かというのを突き詰めていきたいという思いがこのプロジェクトの始まりでした。

人類は、食べ物といつも向き合って生きてきました。この果てしなき過去から未来に向かって、食というのはいつも人と一緒に存在しています。先人たちの歩いてきた道、膨大な量の経験や知識から、日本という国の地球上での位置付けは風土や地政学など様々な表現をされています。

山高く谷深く、水清き海に囲まれたこの島国で日本人が食べてきたもの、自然と向き合い、体を守り、子孫を作り、生を存えていくために食べてきたものが、⻑い年月で「日本料理」として⺠族の知恵として残っています。この「日本料理」という世界に類をみない人間の食というものに向き合った料理技術の、過去から未来へ続く道の正しさについて深く考えていきたいと思っています。

道というものは、誰かが作るものでもなく、まっすぐ続くものでもなく、⻑く、くねったり、時には途絶えたり、困難にあったり、間違えたり、いろいろなことがありながらも、紡いできたことの中から正しいと思われるものを選び出して、この場で提供をさせていただきます。その向こうに見えてくるものは、遥か彼方に向かう日本人の歩く道であり、見えてくる未来なのです。

先人たち偉人たちに問いかけ、未来に生きる人々と対話して、彼らの判断を仰ぎ、正しい道が続いていくことを書き記し、正しい道は何かということを探し続けていきます。今を生きる人々と共にその道を探していくということがここ「正道」でしたいことです。